こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフ M.Aです。
「kuyu」は仏具専門店「お仏壇のよねはら」の一角に3月6日(月)、オープンします。全国から集めたお香は、香りはもちろんのこと、形状や色、パッケージのデザインにいたるまで多種多様。直接目にすることはありませんが、そこには職人さんたちの技やこだわりも詰まっています。あらためてニッポンの香文化の奥深さを知り、皆さんに早くお届けしたい気持ちが高まっている今日この頃……。
さて、一口にお香といっても、火をつけるタイプ、加熱するタイプ、常温で香るタイプが存在します。
火をつけるタイプは粉末にした香木や香原料を混ぜ合わせて形成したものに着火し、一端からゆっくりと燃焼していくもの。形状はお線香のようなスティック型、円錐形のコーン型、蚊取り線香のような渦巻き型の大きく3つあります。
加熱するタイプは香を直接燃やすのではなく、炭で温めた灰の上に置き、気化した香りを漂わせるもので、香炉を使います。
常温で香るタイプは、加熱せずに香る香原料をブレンドして袋などに入れ、ほのかな香りを楽しむもの。封筒や便箋に香りを移す文香や、防虫効果のある掛香などがよく知られています。
香りの種類が豊富で使いやすい、スティック型のお香
これらの中で一般的になじみがあって使いやすいのは、「kuyu」でも一番お取り扱いが多い火を付けるタイプのもの。スティック型、コーン型、渦巻き型と、それぞれ形状によって香りの広がり方や燃焼時間が違うので、目的や用途に合わせて使い分けることができます。
中でもスティック型のお香はゆっくり燃焼し、香りが均一に長く続くのが特徴です。香りの種類も豊富なので、まずは自分に合う香りを見つけたい、という初心者にもおすすめ。燃焼時間は長さや太さにもよりますが、20〜30分。とはいえ、長いものはスティックを折ることで燃焼時間を調整できるのも使いやすいポイントです。香立てさえあれば、どこでも手軽に香りを楽しめますが、お香を焚くときは近くに可燃素材やホコリがないか、必ず確認を。また風が直接当たらない平らな場所で焚くようにしましょう。
ちなみに私はテレワークの時にタイマー代わりにスティック型のお香を焚くことがあります。北宋の詩人・黄庭堅が香の効能を示した「香十徳」の中に「能覚睡眠」という一文があり、それは「よく眠気を覚ます」という意味なのだそうです。家の中で仕事をしていていると、どうしても気持ちが緩んで眠くなってしまうこと、ありますよね? そんな時はリフレッシュ効果のあるお香を焚いて、「燃え尽きるまで集中!」と自分にちょっとした負荷をかけてみてください。そうすると、いい気分転換になって仕事が捗る(?)気がします(笑)。
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《香りとともに暮らす》
「日々是香日」
香りとともに素敵な毎日を…
自分の気持ちや環境に合わせて香りを愉しむことで、毎日の暮らしに彩りを。ここでは「今日のワタシのための香り選び」をテーマに商品をご紹介します。
LIKE LIKE INCENSE Vol.2
Nez reflet 1,430円(税込)
今までお使いいただいていた方だけではなく、20〜30代の方にも、試していただきたい。そんな気持ちで商品をデザインしているそうです。
日々の暮らしに少しでもリラックスを与えることができればという気持ちで開発されたようです。【13:00】甘さの中に深みのある、集中力を高める香り。お香立て付。スライドケースの裏面にお香立てを置き、お香を立ててお使いください。
形状:スティック 30本入り
燃焼時間:約15分(使用環境により異なります)
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