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『日々是香日 VOL.18』秋と香り
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 まだまだ湿度が高く、過ごしやすい気候とは言いづらいのですが、心地よい風も吹き、秋の味覚も出回り始めましたね。 大通公園でも秋の風物詩といってもよいオータムフェストも始まり北海道の美味しいもの、秋ならではの風景・景色も楽しみたいと思っています。 今回は秋に由来するものについて調べたことをまとめてみました。 ◇◇ 秋の七草 ◇◇ 秋の七草・・・萩(はぎ)・桔梗(ききょう)・葛(くず)・藤袴(ふじばかま)・女郎花(おみなえし)・尾花(おばな)/ススキ・撫子(なでしこ) 春の七草では年末年始で疲れた胃腸を優しく労う・休めるなどいわれがありますが、 秋の七草は直接何かをする行事がなく主に観賞です。そのためか意外に覚えられず、すぐに忘れてしまいがちです。 一般的にいわれている「秋の七草」は、万葉の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら)が二首の歌に詠んで以来、日本の秋を代表する草花として親しまれるようになったとされています。 ◇◇ 重陽の節句(菊の節句) ◇◇ 重陽の節句(ちょうようのせっく)という行事を聞いたことはありますか? 「菊の節句」とも呼ばれる重陽の節句ですが、聞き馴染みのない方も多いと思います。 この重陽の節句は、9月9日にある五節句のひとつです。 五節句とは、 1月7日の人日(じんじつ)の節句 3月3日の上巳(じょうし)の節句(別名:桃の節句) 5月5日の端午の節句(別名:菖蒲の節句) 7月7日の七夕の節句(別名:笹の節句)...
『日々是香日 VOL.18』秋と香り
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 まだまだ湿度が高く、過ごしやすい気候とは言いづらいのですが、心地よい風も吹き、秋の味覚も出回り始めましたね。 大通公園でも秋の風物詩といってもよいオータムフェストも始まり北海道の美味しいもの、秋ならではの風景・景色も楽しみたいと思っています。 今回は秋に由来するものについて調べたことをまとめてみました。 ◇◇ 秋の七草 ◇◇ 秋の七草・・・萩(はぎ)・桔梗(ききょう)・葛(くず)・藤袴(ふじばかま)・女郎花(おみなえし)・尾花(おばな)/ススキ・撫子(なでしこ) 春の七草では年末年始で疲れた胃腸を優しく労う・休めるなどいわれがありますが、 秋の七草は直接何かをする行事がなく主に観賞です。そのためか意外に覚えられず、すぐに忘れてしまいがちです。 一般的にいわれている「秋の七草」は、万葉の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら)が二首の歌に詠んで以来、日本の秋を代表する草花として親しまれるようになったとされています。 ◇◇ 重陽の節句(菊の節句) ◇◇ 重陽の節句(ちょうようのせっく)という行事を聞いたことはありますか? 「菊の節句」とも呼ばれる重陽の節句ですが、聞き馴染みのない方も多いと思います。 この重陽の節句は、9月9日にある五節句のひとつです。 五節句とは、 1月7日の人日(じんじつ)の節句 3月3日の上巳(じょうし)の節句(別名:桃の節句) 5月5日の端午の節句(別名:菖蒲の節句) 7月7日の七夕の節句(別名:笹の節句)...
『日々是香日 VOL.17』 香り選び
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 これまで様々な香りのご紹介をして参りましたが、 今回は店舗にいらしてお香を選ばれる際に、よく質問されることについてまとめてみました。 『お仏前で使っても大丈夫ですか』『お線香として使えますか』 以前、ブログ【日々是香日-vol-4-お香とお線香の違いをご存知ですか】でも、触れているのですが、材料や作り方も同じなので、明確な区別はありません。つまり「お仏壇用」も「お部屋用」も同じお香なので、大丈夫ですよ。と、お伝えしております。 何故、お仏前でお線香を焚くのかともうしますと、 〇亡くなられた方(故人)や仏様のお食事(香食・こうじき) 仏教には、故人様は香りを食べるという考え方があります。故人様はお線香の煙やご飯やお茶の湯気を召し上がると言われています。 〇心をつなげる・対話する お線香を焚くと立ち上る煙によって、あの世とこの世がつながるともいわれています。お線香をあげることで、煙を通じて故人様と対話ができるという意味もあります。 また、空間を清浄する・身を清める等の意味合いもあるようです。 『おすすめの香りはありますか』 季節によってオススメ商品がありますので、まずはそちらをご案内することが多いのですが、少しでもお客様が心地よいと感じる香りに出逢えるようにお好みを伺いながらお選びいただいております。 また、オンラインショップのランキングをみていただいたり、アソートタイプで数種類の香りが入っている商品もございますので、香りに迷われた場合はこちらをご参考にお選びいただくのもいいですね。 ・・・・・・・ 《香りとともに暮らす》 「日々是香日」 香りとともに素敵な毎日を…...
『日々是香日 VOL.17』 香り選び
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 これまで様々な香りのご紹介をして参りましたが、 今回は店舗にいらしてお香を選ばれる際に、よく質問されることについてまとめてみました。 『お仏前で使っても大丈夫ですか』『お線香として使えますか』 以前、ブログ【日々是香日-vol-4-お香とお線香の違いをご存知ですか】でも、触れているのですが、材料や作り方も同じなので、明確な区別はありません。つまり「お仏壇用」も「お部屋用」も同じお香なので、大丈夫ですよ。と、お伝えしております。 何故、お仏前でお線香を焚くのかともうしますと、 〇亡くなられた方(故人)や仏様のお食事(香食・こうじき) 仏教には、故人様は香りを食べるという考え方があります。故人様はお線香の煙やご飯やお茶の湯気を召し上がると言われています。 〇心をつなげる・対話する お線香を焚くと立ち上る煙によって、あの世とこの世がつながるともいわれています。お線香をあげることで、煙を通じて故人様と対話ができるという意味もあります。 また、空間を清浄する・身を清める等の意味合いもあるようです。 『おすすめの香りはありますか』 季節によってオススメ商品がありますので、まずはそちらをご案内することが多いのですが、少しでもお客様が心地よいと感じる香りに出逢えるようにお好みを伺いながらお選びいただいております。 また、オンラインショップのランキングをみていただいたり、アソートタイプで数種類の香りが入っている商品もございますので、香りに迷われた場合はこちらをご参考にお選びいただくのもいいですね。 ・・・・・・・ 《香りとともに暮らす》 「日々是香日」 香りとともに素敵な毎日を…...
『日々是香日 VOL.15』 香りとともに初秋を愉しむ
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 9月に入り、少し暑さも和らいできました。 日中はまだまだ暑さが残りますが、夕方になると涼しい風が心地よくふいていて、少し秋を感じる今日この頃です。 北海道はもうしばらくすると長袖の時期になりますが お洋服を衣替えするのと同じように香りも 季節に合わせて変えてみるのはいかがですか。 その時期ならではのお香を試してみると 新しい香りに出会えるかもしれません。 今回は秋ならではの落ち着いた 香りをご紹介いたします。 ======================================== 日本香堂 野山からのおふくわけ こすもす【店頭販売のみ】 スティック12本入 ¥726円(税込) ~優しくさわやかな、こすもすの香り~ 香彩堂 HANGA もみじ スティック約90本入 ¥990円(税込) ~紅葉をイメージした晩秋の香り~ HANGA もみじ 香立 ¥770円(税込) ~お香とセットでお楽しみください~ ...
『日々是香日 VOL.15』 香りとともに初秋を愉しむ
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 9月に入り、少し暑さも和らいできました。 日中はまだまだ暑さが残りますが、夕方になると涼しい風が心地よくふいていて、少し秋を感じる今日この頃です。 北海道はもうしばらくすると長袖の時期になりますが お洋服を衣替えするのと同じように香りも 季節に合わせて変えてみるのはいかがですか。 その時期ならではのお香を試してみると 新しい香りに出会えるかもしれません。 今回は秋ならではの落ち着いた 香りをご紹介いたします。 ======================================== 日本香堂 野山からのおふくわけ こすもす【店頭販売のみ】 スティック12本入 ¥726円(税込) ~優しくさわやかな、こすもすの香り~ 香彩堂 HANGA もみじ スティック約90本入 ¥990円(税込) ~紅葉をイメージした晩秋の香り~ HANGA もみじ 香立 ¥770円(税込) ~お香とセットでお楽しみください~ ...
『日々是香日 VOL.15』 お香ブランド紹介 ~香彩堂~
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 . 現在[ kuyu ]では13ブランドを常時取扱っております。 各ブランドの特徴的な商品など随時ご紹介していきます。 今回ご紹介のブランドは・・・【香彩堂】さんです。 ================================== 京都烏丸通に拠点をおく「香彩堂」。 煙の匂いが少なく、柔らかな香り立ちのお香が特徴。 香彩堂のはじまり 悠久の歴史と文化が彩る街、京都。 京の風趣を反映させた香り作りにこだわっています。 「日々の暮らしに少しでも潤いと癒しをもたらしたい」そんな想いからはじまったそうです。 京の伝統に培われた技・粋を香りで伝えたい。 香りに寄せる想い 仏教伝来と共に日本にもたらされた「香」の文化。 御仏前だけでなく、場を清めたり、香りを楽しんだり、瞑想に誘ったり、残り香でその人を想像したりと時代によって様々な形で暮らしに溶け込み、日本の誇る独自の伝統文化として継承されてきました。 また、ふとした香りから懐かしい記憶が甦ることも少なくありません。 香彩堂の香は、白檀をベースに天然香料を調合した贅沢な作り方をしています。煙の匂いが少なく、柔らかな香り立ちが特徴です。嗅覚だけでなく、心の声を聞きながらお好みの香りを見つけてください。皆様の生活に豊かな彩りを添えられる一助となります事を願っております。 香彩堂WEBショップ【香彩堂について】より抜粋しております ============================================== 香りを楽しむアイテムは色々ありますが お香をより身近に・・・日常に溶けこむような香りのアイテムが多く感じられます。 それぞれのブランドの特徴を見極めてお香選びのお手伝いができるように努めてまいります。...
『日々是香日 VOL.15』 お香ブランド紹介 ~香彩堂~
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 . 現在[ kuyu ]では13ブランドを常時取扱っております。 各ブランドの特徴的な商品など随時ご紹介していきます。 今回ご紹介のブランドは・・・【香彩堂】さんです。 ================================== 京都烏丸通に拠点をおく「香彩堂」。 煙の匂いが少なく、柔らかな香り立ちのお香が特徴。 香彩堂のはじまり 悠久の歴史と文化が彩る街、京都。 京の風趣を反映させた香り作りにこだわっています。 「日々の暮らしに少しでも潤いと癒しをもたらしたい」そんな想いからはじまったそうです。 京の伝統に培われた技・粋を香りで伝えたい。 香りに寄せる想い 仏教伝来と共に日本にもたらされた「香」の文化。 御仏前だけでなく、場を清めたり、香りを楽しんだり、瞑想に誘ったり、残り香でその人を想像したりと時代によって様々な形で暮らしに溶け込み、日本の誇る独自の伝統文化として継承されてきました。 また、ふとした香りから懐かしい記憶が甦ることも少なくありません。 香彩堂の香は、白檀をベースに天然香料を調合した贅沢な作り方をしています。煙の匂いが少なく、柔らかな香り立ちが特徴です。嗅覚だけでなく、心の声を聞きながらお好みの香りを見つけてください。皆様の生活に豊かな彩りを添えられる一助となります事を願っております。 香彩堂WEBショップ【香彩堂について】より抜粋しております ============================================== 香りを楽しむアイテムは色々ありますが お香をより身近に・・・日常に溶けこむような香りのアイテムが多く感じられます。 それぞれのブランドの特徴を見極めてお香選びのお手伝いができるように努めてまいります。...
『日々是香日 VOL.14』~ お香をより愉しむために ~
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 . 今回は、お客様からよくいただく質問をまとめました。知っていればよりお香をお楽しみいただけるかと思います お香を普段からお使いの方も、お香初心者の方もぜひご参考になさってください。 -------------------------------------------------- ◆◆ お香の最適な保管方法について ◆◆ 直射日光や高温多湿の場所を避けてください。 そのまま出しておくと香りの発散が早くなることがあるため、引き出しなどに入れて保管することをおすすめします。 また、防湿効果のある桐箱に入れて保管すると、より香りが長持ちします。 ◆◆ 使用期限について ◆◆ 特にございません。 天然香料を使っている商品に関しましては経年による変化もお楽しみいただけると思います。変化後の方がお好きという場合もあるようです。 ただ、カビが発生してしまったものについてはご使用をお控えください。 ◆◆ お香本来の香りを愉しむために ◆◆ あまり近付いて香りを嗅ごうとすると煙の香りを強く感じてしまいます。30cm程離れて香りを嗅ぐとお香本来の香りを愉しめます。 また、香りが薄いと感じた場合は短時間で香りが強く広がるコーンタイプのお香を使ってみるのもおすすめです。 また、『日々是香日 VOL.11』ブログでも触れていましたが、嗅覚が慣れ、香りが感じにくくなる場合もあるようですので、『時には違う香りをたき、嗅覚をリフレッシュさせることでご愛用の香りもまた新鮮に感じられますよ』ということでしたので、ぜひ、お試しください。 ◆◆ 香皿、香立のお手入れ方法について ◆◆...
『日々是香日 VOL.14』~ お香をより愉しむために ~
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 . 今回は、お客様からよくいただく質問をまとめました。知っていればよりお香をお楽しみいただけるかと思います お香を普段からお使いの方も、お香初心者の方もぜひご参考になさってください。 -------------------------------------------------- ◆◆ お香の最適な保管方法について ◆◆ 直射日光や高温多湿の場所を避けてください。 そのまま出しておくと香りの発散が早くなることがあるため、引き出しなどに入れて保管することをおすすめします。 また、防湿効果のある桐箱に入れて保管すると、より香りが長持ちします。 ◆◆ 使用期限について ◆◆ 特にございません。 天然香料を使っている商品に関しましては経年による変化もお楽しみいただけると思います。変化後の方がお好きという場合もあるようです。 ただ、カビが発生してしまったものについてはご使用をお控えください。 ◆◆ お香本来の香りを愉しむために ◆◆ あまり近付いて香りを嗅ごうとすると煙の香りを強く感じてしまいます。30cm程離れて香りを嗅ぐとお香本来の香りを愉しめます。 また、香りが薄いと感じた場合は短時間で香りが強く広がるコーンタイプのお香を使ってみるのもおすすめです。 また、『日々是香日 VOL.11』ブログでも触れていましたが、嗅覚が慣れ、香りが感じにくくなる場合もあるようですので、『時には違う香りをたき、嗅覚をリフレッシュさせることでご愛用の香りもまた新鮮に感じられますよ』ということでしたので、ぜひ、お試しください。 ◆◆ 香皿、香立のお手入れ方法について ◆◆...
『日々是香日 VOL.13』香りの原料 白檀
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 お香に使われる主な原料をご紹介します。 香木や香原料についてこれまでも数回、書いてきておりますが、今回は香木 白檀について少し詳しく触れていきます。 深く知ると、香り選びがもっと楽しくなるはずです。 【白檀 Sandalwood】 甘く爽やかな香りが特徴の香木です。 どのようなものかと言いますと、 ================================== 香材としての白檀は、インド系とオーストラリア系、そして東アフリカ系に分かれます。 インドネシアからスリランカまでがインド系、ニューギニアからハワイまでがオーストラリア系、そして残りが東アフリカ系になります。 インドネシアのチモールを原産地とするインド系白檀は、移植されたインドの気候風土が適合し、本家よりさらに良質なため、敬意をこめて老山白檀と呼ばれています。なかでもインド南部のマイソール周辺の赤土でやせた岩地が多い山間部の北斜面で、ゆっくり育った樹が最上質であり、『マイソール老山白檀』と呼ばれていました。 マイソールでは乱獲により、今は採取できなくなってしまい、産地は南西部へ移っています。 現在、白檀はインド政府が植林や伐採、販売を管理しています。白檀は半寄生の木で生育にも時間がかかるため、植林も簡単ではありません。その為、五十グラム以上の材は、輸出禁止となっています。 白檀の香味は幹や根の芯材に含まれる精油であり、樹脂が沈着した沈香水とは根本的に違うものです。 芯材をそのまま使用する場合は、まず表皮と精油のない白い部分を取り去り、一どに多用されるなど、使用範囲の広い、重要な精油です。その為 白檀資源の復興が大きな課題となっています。 ================================== (山田松香木店代表 山田英夫著 『香木のきほん図鑑~種類と特徴がひと目でわかる』より抜粋) 白檀のおすすめ商品はコチラ▽▽...
『日々是香日 VOL.13』香りの原料 白檀
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 お香に使われる主な原料をご紹介します。 香木や香原料についてこれまでも数回、書いてきておりますが、今回は香木 白檀について少し詳しく触れていきます。 深く知ると、香り選びがもっと楽しくなるはずです。 【白檀 Sandalwood】 甘く爽やかな香りが特徴の香木です。 どのようなものかと言いますと、 ================================== 香材としての白檀は、インド系とオーストラリア系、そして東アフリカ系に分かれます。 インドネシアからスリランカまでがインド系、ニューギニアからハワイまでがオーストラリア系、そして残りが東アフリカ系になります。 インドネシアのチモールを原産地とするインド系白檀は、移植されたインドの気候風土が適合し、本家よりさらに良質なため、敬意をこめて老山白檀と呼ばれています。なかでもインド南部のマイソール周辺の赤土でやせた岩地が多い山間部の北斜面で、ゆっくり育った樹が最上質であり、『マイソール老山白檀』と呼ばれていました。 マイソールでは乱獲により、今は採取できなくなってしまい、産地は南西部へ移っています。 現在、白檀はインド政府が植林や伐採、販売を管理しています。白檀は半寄生の木で生育にも時間がかかるため、植林も簡単ではありません。その為、五十グラム以上の材は、輸出禁止となっています。 白檀の香味は幹や根の芯材に含まれる精油であり、樹脂が沈着した沈香水とは根本的に違うものです。 芯材をそのまま使用する場合は、まず表皮と精油のない白い部分を取り去り、一どに多用されるなど、使用範囲の広い、重要な精油です。その為 白檀資源の復興が大きな課題となっています。 ================================== (山田松香木店代表 山田英夫著 『香木のきほん図鑑~種類と特徴がひと目でわかる』より抜粋) 白檀のおすすめ商品はコチラ▽▽...