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『日々是香日 VOL.24』秋の風物詩といえば?
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 一雨ごとに寒くなり、街路樹も赤や黄色にいろづいてきましたね。 先日、天気の良い日の朝、雪虫(ユキムシ)がたくさん飛んでいました。 「雪虫」という呼び方は正式な名前ではありません。私は何の疑問も持たずに小さなころから雪虫と呼んでいました。 雪虫と呼ばれているのは「トドノネオオワタムシ」というアブラムシの一種で成虫になると蝋状の白い綿毛をまとってフワフワと飛ぶことから、「雪のような虫」として「雪虫」と呼ばれるようになったようです。 北海道民にはなじみの深い秋の風物詩といってもよいのではないでしょうか。 また、「雪虫が飛ぶと初雪が降る」と言われていますが、2012年1月12日に株式会社ウェザーニューズ(東京都)が調査した内容を発表。2007~2011年の5年間(北海道エリアのスマートフォン・携帯サイト利用者を対象に、雪虫が目撃されてから約1週間~10日で初雪が降るという俗説が本当かどうか調査する試み)したところ、道内主要8都市で平均21日後という結果が出ていました。 どうやらすぐではないようです。 秋といえば・・・「読書の秋」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 小学生のころ読書週間になると、友達と何冊読めるかを競った記憶が・・・本の内容よりも何冊読めるかに注力した自分の幼さが・・・。もちろん、印象に残っている本も数冊あります。 大人になった今、お香を薫らせながら読書の時間を楽しみたいと思っています。 今回は「読書の日」について少し調べてみましたよ。 読書の日は、毎年10月27日に行われる「読書週間」の初日であることが由来のようです。2023年の読書週間は 10月27日(金)~11月9日(木)です。 読書週間の始まりは、図書館の利用が一般的ではなかった大正13年(1924年)に図書館のPRの目的で「図書館週間」として制定したのが始まりと言われています。 昭和14年(1939年)に第2次世界大戦の影響で「図書館週間」は廃止。 終戦後の昭和22年(1947年)に『読書に力によって、平和な文化国家をつくろう』と「読書週間」が制定されました。 その後、主体となる団体が変わりながらも「読書週間」は続いています。 現在は公益社団法人 読書推進運動協議会によって読書週間の標語やポスターイラストの募集を行い、読書週間を盛り上げています。...
『日々是香日 VOL.24』秋の風物詩といえば?
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 一雨ごとに寒くなり、街路樹も赤や黄色にいろづいてきましたね。 先日、天気の良い日の朝、雪虫(ユキムシ)がたくさん飛んでいました。 「雪虫」という呼び方は正式な名前ではありません。私は何の疑問も持たずに小さなころから雪虫と呼んでいました。 雪虫と呼ばれているのは「トドノネオオワタムシ」というアブラムシの一種で成虫になると蝋状の白い綿毛をまとってフワフワと飛ぶことから、「雪のような虫」として「雪虫」と呼ばれるようになったようです。 北海道民にはなじみの深い秋の風物詩といってもよいのではないでしょうか。 また、「雪虫が飛ぶと初雪が降る」と言われていますが、2012年1月12日に株式会社ウェザーニューズ(東京都)が調査した内容を発表。2007~2011年の5年間(北海道エリアのスマートフォン・携帯サイト利用者を対象に、雪虫が目撃されてから約1週間~10日で初雪が降るという俗説が本当かどうか調査する試み)したところ、道内主要8都市で平均21日後という結果が出ていました。 どうやらすぐではないようです。 秋といえば・・・「読書の秋」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 小学生のころ読書週間になると、友達と何冊読めるかを競った記憶が・・・本の内容よりも何冊読めるかに注力した自分の幼さが・・・。もちろん、印象に残っている本も数冊あります。 大人になった今、お香を薫らせながら読書の時間を楽しみたいと思っています。 今回は「読書の日」について少し調べてみましたよ。 読書の日は、毎年10月27日に行われる「読書週間」の初日であることが由来のようです。2023年の読書週間は 10月27日(金)~11月9日(木)です。 読書週間の始まりは、図書館の利用が一般的ではなかった大正13年(1924年)に図書館のPRの目的で「図書館週間」として制定したのが始まりと言われています。 昭和14年(1939年)に第2次世界大戦の影響で「図書館週間」は廃止。 終戦後の昭和22年(1947年)に『読書に力によって、平和な文化国家をつくろう』と「読書週間」が制定されました。 その後、主体となる団体が変わりながらも「読書週間」は続いています。 現在は公益社団法人 読書推進運動協議会によって読書週間の標語やポスターイラストの募集を行い、読書週間を盛り上げています。...
『日々是香日 VOL.23』秋のイベント~ハロウィンにまつわる話~
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 日本の季節のイベントにすっかり定着した感のある「ハロウィン」。 10月になると街なかの店頭ディスプレイや広告がジャック・オー・ランタンとゴーストで飾られているのを見かけますよね。 仮装をして街に繰り出したり、ホームパーティを開いたり、地域のイベントにお子さんと参加するという人も多いのではないでしょうか。 そんな「ハロウィン」ですが、本来の意味や由来が実は曖昧だったりしませんか? 「ハロウィン」とは、毎年10月31日に行われるヨーロッパを発祥とするお祭りで元々は、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教的な意味合いのある行事でした。 しかし、現在では「ハロウィン」本来の宗教的な意味合いを意識することはほとんどなくなり、日本を含む多くの国々で民間行事として楽しまれています。また、現在は10月31日のみがハロウィンとして定着していますが、正確な期間は10月31日から11月2日。この期間、国によっては死者の魂を慰める行事が行われます。 ハロウィンの由来や起源 「ハロウィン」の発祥の地は、アイルランドやイギリスといわれています。 ケルト民族の宗教儀式の一つ「サウィン祭」。 古代のケルトでは、1年を11月1日から10月31日とし、大みそかの10月31日には死んだ人の魂が家族の元へ帰り、さらに悪霊や魔女が町を訪れると信じられていました。 そのため、当時の人々は悪霊たちが悪さをしないようにと、仮装をしたり、魔除けのために焚き火を焚き、悪霊を驚かせて追い払っていたということのようです。やがて、この風習がキリスト教の文化圏にも広がっていったようです。 しかし、現在では宗教的な意味合いを意識する人は少なくなり、子供たちが精霊やお化けに仮装してお菓子を貰ったり、イベントとして多くの国で親しまれています。 特に、アメリカやカナダではホームパーティーを開催する家庭も多く、「ハロウィン」仕様にお家を可愛く装飾するのも楽しみ方の一つとなっています。 ハロウィンをイメージする香り お菓子のような甘い香り?それとも日本では、あまり馴染みのない定番ゲーム『アップル・ボビング』で使う甘酸っぱい林檎の香り?それとも夜やゴースト達をイメージした少しダークな香り? 当店でのおすすめの香りをInstagramでご紹介していますのでそちらもぜひ、ご覧ください。 ...
『日々是香日 VOL.23』秋のイベント~ハロウィンにまつわる話~
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 日本の季節のイベントにすっかり定着した感のある「ハロウィン」。 10月になると街なかの店頭ディスプレイや広告がジャック・オー・ランタンとゴーストで飾られているのを見かけますよね。 仮装をして街に繰り出したり、ホームパーティを開いたり、地域のイベントにお子さんと参加するという人も多いのではないでしょうか。 そんな「ハロウィン」ですが、本来の意味や由来が実は曖昧だったりしませんか? 「ハロウィン」とは、毎年10月31日に行われるヨーロッパを発祥とするお祭りで元々は、秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す宗教的な意味合いのある行事でした。 しかし、現在では「ハロウィン」本来の宗教的な意味合いを意識することはほとんどなくなり、日本を含む多くの国々で民間行事として楽しまれています。また、現在は10月31日のみがハロウィンとして定着していますが、正確な期間は10月31日から11月2日。この期間、国によっては死者の魂を慰める行事が行われます。 ハロウィンの由来や起源 「ハロウィン」の発祥の地は、アイルランドやイギリスといわれています。 ケルト民族の宗教儀式の一つ「サウィン祭」。 古代のケルトでは、1年を11月1日から10月31日とし、大みそかの10月31日には死んだ人の魂が家族の元へ帰り、さらに悪霊や魔女が町を訪れると信じられていました。 そのため、当時の人々は悪霊たちが悪さをしないようにと、仮装をしたり、魔除けのために焚き火を焚き、悪霊を驚かせて追い払っていたということのようです。やがて、この風習がキリスト教の文化圏にも広がっていったようです。 しかし、現在では宗教的な意味合いを意識する人は少なくなり、子供たちが精霊やお化けに仮装してお菓子を貰ったり、イベントとして多くの国で親しまれています。 特に、アメリカやカナダではホームパーティーを開催する家庭も多く、「ハロウィン」仕様にお家を可愛く装飾するのも楽しみ方の一つとなっています。 ハロウィンをイメージする香り お菓子のような甘い香り?それとも日本では、あまり馴染みのない定番ゲーム『アップル・ボビング』で使う甘酸っぱい林檎の香り?それとも夜やゴースト達をイメージした少しダークな香り? 当店でのおすすめの香りをInstagramでご紹介していますのでそちらもぜひ、ご覧ください。 ...
『日々是香日 VOL.22』神無月
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 秋の気配を感じる頃、よく耳にする「神無月」。 神無月とは旧暦の10月を指し、新暦にあてはめると10月下旬から12月上旬となります。 神無月はいくつかの読み方があり、「かんなづき」「かみなづき」「かみなしづき」と読む。旧暦の10月をさす和風月名(わふうげつめい)です。 旧暦とは、明治6(1873)年に太陽暦(新暦)が採用されるまで使われていた「太陰太陽暦」のことで、月の満ち欠けをもとに季節を表す太陽の動きを加味して作られた暦法のことです。新月になる日を各月の始まりと考え、1か月の長さは、新月から新月までの約29.5日となり、1年が354日になる考え方です。 『神無月』と呼ばれる由来 日本全国の八百万の神様が出雲大社に集まり、神様が不在になることから「神無月(かみなしづき)」といわれる説があります。 ============================================== 全国の村々里々にお鎮りの神々が、1年に1度、目には見えない「神事(かみごと)」を司られる「大國主大神」さまがお鎮りになります出雲大社にお集いになられ、人々の“しあわせ”の御縁を結ぶ会議「神議(かみはかり)」がなされる故事に由来します。それゆえ、古くより出雲地方では旧暦10月は神さまがお集いになられる月ですので「神在月(かみありづき)」と申しております。 【出雲大社公式サイトより抜粋】 ============================================== と、あるようにお迎えする地域では呼び名が変わるようです。 旧暦の呼び名の由来を調べていると、季節やその月の行事がわかります。 昔の人たちの風情のある呼び名・表現に敬服しました。 呼び名について調べることで「学びの秋」を過ごすことが出来そうです。 話は少し変わりますが、 お客様から、旅先で訪問した場所の香りを求められているお話を聞くことがあります。 神社や仏閣、ホテルなど場所は様々なのですが、神社や仏閣は焚いているのは自分でもよく見かけますが、ホテル、旅館のロビー玄関で焚いているところも増えているようですね。『香りでのお出迎え』とても記憶に残りますし、粋なはからいですよね。 ...
『日々是香日 VOL.22』神無月
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 秋の気配を感じる頃、よく耳にする「神無月」。 神無月とは旧暦の10月を指し、新暦にあてはめると10月下旬から12月上旬となります。 神無月はいくつかの読み方があり、「かんなづき」「かみなづき」「かみなしづき」と読む。旧暦の10月をさす和風月名(わふうげつめい)です。 旧暦とは、明治6(1873)年に太陽暦(新暦)が採用されるまで使われていた「太陰太陽暦」のことで、月の満ち欠けをもとに季節を表す太陽の動きを加味して作られた暦法のことです。新月になる日を各月の始まりと考え、1か月の長さは、新月から新月までの約29.5日となり、1年が354日になる考え方です。 『神無月』と呼ばれる由来 日本全国の八百万の神様が出雲大社に集まり、神様が不在になることから「神無月(かみなしづき)」といわれる説があります。 ============================================== 全国の村々里々にお鎮りの神々が、1年に1度、目には見えない「神事(かみごと)」を司られる「大國主大神」さまがお鎮りになります出雲大社にお集いになられ、人々の“しあわせ”の御縁を結ぶ会議「神議(かみはかり)」がなされる故事に由来します。それゆえ、古くより出雲地方では旧暦10月は神さまがお集いになられる月ですので「神在月(かみありづき)」と申しております。 【出雲大社公式サイトより抜粋】 ============================================== と、あるようにお迎えする地域では呼び名が変わるようです。 旧暦の呼び名の由来を調べていると、季節やその月の行事がわかります。 昔の人たちの風情のある呼び名・表現に敬服しました。 呼び名について調べることで「学びの秋」を過ごすことが出来そうです。 話は少し変わりますが、 お客様から、旅先で訪問した場所の香りを求められているお話を聞くことがあります。 神社や仏閣、ホテルなど場所は様々なのですが、神社や仏閣は焚いているのは自分でもよく見かけますが、ホテル、旅館のロビー玄関で焚いているところも増えているようですね。『香りでのお出迎え』とても記憶に残りますし、粋なはからいですよね。 ...
『日々是香日 VOL.21』浄化
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 浄化ときくと何を連想しますか。 少し宗教的なことを連想するかたもいらっしゃるかもしれませんが、私は『気を清浄する』という言葉が思い浮かびます。 ~空気をきれいにする~イメージです。 お掃除の後に空気も清浄するとか、なんとなくモヤモヤする日に気持ちを切り替えるためなどにお香を焚いています。 もちろん、リラックスタイムや集中したい時などにも愛用していてお香を焚くことで居心地の良い空間をつくろうとすることが多いです。 他にも浄化する時によく用いられるのが、 ・塩でお清めをする(玄関・入り口に盛り塩をする、葬儀後帰宅時に塩をふる、力士が土俵に上がる際に塩をまく) ・清酒(御神酒「神に供える酒」:神棚に供える、厄除け、初詣や結婚式で、地鎮祭などで使用されます) ・神社やお寺に参拝する ・お念珠(数珠)を身につける(近年では腕輪数珠が多く見られます) ここまでが日本の風習・厄除け的な浄化方法ですが、近年、雑誌などでとりあげられているのが、 ・ホワイトセ-ジの葉を焚く ・水晶などの天然石を置く・身につける ・マインドフルネス瞑想で心身の浄化 などなど…様々な方法があるようです。 時々、お客様からお問い合わせのあった「ホワイトセージ」。やはり皆さん浄化のためにご使用いただいているようです。 今まではご案内していたのが、 ●香彩堂さんの百楽香のホワイトセージ ●TRUNKDESIGNさんのDaily(デイリー)Ku(クウ)のセージ、 ●大発さんの和紙香のセージをご紹介してきましたが、...
『日々是香日 VOL.21』浄化
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 浄化ときくと何を連想しますか。 少し宗教的なことを連想するかたもいらっしゃるかもしれませんが、私は『気を清浄する』という言葉が思い浮かびます。 ~空気をきれいにする~イメージです。 お掃除の後に空気も清浄するとか、なんとなくモヤモヤする日に気持ちを切り替えるためなどにお香を焚いています。 もちろん、リラックスタイムや集中したい時などにも愛用していてお香を焚くことで居心地の良い空間をつくろうとすることが多いです。 他にも浄化する時によく用いられるのが、 ・塩でお清めをする(玄関・入り口に盛り塩をする、葬儀後帰宅時に塩をふる、力士が土俵に上がる際に塩をまく) ・清酒(御神酒「神に供える酒」:神棚に供える、厄除け、初詣や結婚式で、地鎮祭などで使用されます) ・神社やお寺に参拝する ・お念珠(数珠)を身につける(近年では腕輪数珠が多く見られます) ここまでが日本の風習・厄除け的な浄化方法ですが、近年、雑誌などでとりあげられているのが、 ・ホワイトセ-ジの葉を焚く ・水晶などの天然石を置く・身につける ・マインドフルネス瞑想で心身の浄化 などなど…様々な方法があるようです。 時々、お客様からお問い合わせのあった「ホワイトセージ」。やはり皆さん浄化のためにご使用いただいているようです。 今まではご案内していたのが、 ●香彩堂さんの百楽香のホワイトセージ ●TRUNKDESIGNさんのDaily(デイリー)Ku(クウ)のセージ、 ●大発さんの和紙香のセージをご紹介してきましたが、...
『日々是香日 VOL.20』コーヒーの日
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 10月1日は『コーヒーの日』です。 なぜ、この日がコーヒーの日かといいますと、 国際協定によって、コーヒーの新年度が始まるのが10月で、この日がコーヒーの年度始めとなります。さらに、日本では、秋冬期にコーヒーの需要が高くなることか ら、1983年に、全日本コーヒー協会によって、10月1日が「コーヒーの日」と定められ、2015年から国際コーヒー機関(ICO)により「国際コーヒーの日」となったようです。 世界中で愛される嗜好品のひとつ。 豆の種類や挽き方によって変わるといわれ、ふわりと立ち込める芳醇な香りがお好きという方も多いのではないでしょうか。 コーヒーに関わる日は10月1日以外にもたくさんあることをご存じでしょうか。 *ブルーマウンテンコーヒーの日:1月9日 1967年1月9日にジャマイカ産コーヒーが日本に向けて大型出荷したことが由来になっているようです。ジャマイカ珈琲輸入協議会により制定された記念日となるそうです。 *エスプレッソコーヒーの日:4月16日 *コーヒー牛乳(珈琲牛乳)の日:4月20日 この様にコーヒーに関連した記念日は国内だけでもこんなにありました。 ちなみに、『お香の日』もちゃんとあります。 『 日々是香日 Vol.7 』でもふれていますが、4月18日は『お香の日』。1992年に全国香物線香組合協議会が制定した記念日です。 『日本書紀』に日本のお香についての最初の記録として「推古天皇3年(595年)の4月に淡路島に沈水(じんすい)香木が漂着した」との記述があることと、「香」の字を分解してみると「一十八日」と読めることから、4月18日が『お香の日』となったと言われています。...
『日々是香日 VOL.20』コーヒーの日
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 10月1日は『コーヒーの日』です。 なぜ、この日がコーヒーの日かといいますと、 国際協定によって、コーヒーの新年度が始まるのが10月で、この日がコーヒーの年度始めとなります。さらに、日本では、秋冬期にコーヒーの需要が高くなることか ら、1983年に、全日本コーヒー協会によって、10月1日が「コーヒーの日」と定められ、2015年から国際コーヒー機関(ICO)により「国際コーヒーの日」となったようです。 世界中で愛される嗜好品のひとつ。 豆の種類や挽き方によって変わるといわれ、ふわりと立ち込める芳醇な香りがお好きという方も多いのではないでしょうか。 コーヒーに関わる日は10月1日以外にもたくさんあることをご存じでしょうか。 *ブルーマウンテンコーヒーの日:1月9日 1967年1月9日にジャマイカ産コーヒーが日本に向けて大型出荷したことが由来になっているようです。ジャマイカ珈琲輸入協議会により制定された記念日となるそうです。 *エスプレッソコーヒーの日:4月16日 *コーヒー牛乳(珈琲牛乳)の日:4月20日 この様にコーヒーに関連した記念日は国内だけでもこんなにありました。 ちなみに、『お香の日』もちゃんとあります。 『 日々是香日 Vol.7 』でもふれていますが、4月18日は『お香の日』。1992年に全国香物線香組合協議会が制定した記念日です。 『日本書紀』に日本のお香についての最初の記録として「推古天皇3年(595年)の4月に淡路島に沈水(じんすい)香木が漂着した」との記述があることと、「香」の字を分解してみると「一十八日」と読めることから、4月18日が『お香の日』となったと言われています。...
『日々是香日 VOL.19』十五夜
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 ひと雨ごとに秋が深まる今日この頃、いかがお過ごしですか。 今回は十五夜(別名:中秋の名月)について調べてみました。意外と知らないことの多い「十五夜」についての豆知識をご紹介します! ◇◇ 十五夜の由来 ◇◇ 2023年の十五夜は9月29日(金)となっています。 「十五夜」といえばきれいな満月のイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。 しかし、「十五夜」の日=満月の日、ではありません。また、「十五夜」という言葉から、15日の夜の月だと思っている方もいるかと思いますが、必ずしもそうではないです。 現在の新暦と旧暦では1ヶ月から2ヶ月のズレがあるため、「9月7日から10月8日の間の1日」が「十五夜」にあたります。 実は「十五夜」には別名があり、「中秋の名月」とも呼ばれています。この「中秋の名月」は「秋の真ん中に出る月」という意味。「秋の真ん中」と聞くと、何月頃を想像しますか? かつて日本で使われていた旧暦では、秋は7月から9月と決まっていました。「中秋の名月」という名称で呼ばれるようになったのは、旧暦が使われていた時代。 そのため、旧暦の8月は秋の真ん中であり、さらに8月の中間にあたる15日に出る月を「中秋の名月」と呼ぶようになりました。そのため、現在では「十五夜」という名称だけが残り、日にちは15日でなくても、十五夜と呼ばれているのです。 「十五夜」はいつから始まったかといいますと・・・ 「十五夜」にお月見をするようになったのは、平安時代のようです。860年頃に中国から伝わり、貴族の間で月を見ながら酒を酌み交わし、舟に乗って詩歌や管弦を楽しむという風流な催しだったそうです。 空に浮かぶ月ではなく、水面や盃に映った月を観賞していたそうです。 一般的に「十五夜」が広まったのは、江戸時代になってからです。庶民が楽しんだ「十五夜」は、収穫をする時期だったため、「十五夜」は月を眺めるというよりも、無事に収穫できたことへの喜びを分かち合い、感謝する日という意味合いが大きかったようです。 ◇◇ 十五夜に行われる風習 ◇◇ 「十五夜」は、お供え物をしてお月見をする日です。「農作物を収穫できたことへの感謝」と、月の満ち欠けから連想された、「命を繋いでくれた祖霊への感謝」や祈りを捧げます。...
『日々是香日 VOL.19』十五夜
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 ひと雨ごとに秋が深まる今日この頃、いかがお過ごしですか。 今回は十五夜(別名:中秋の名月)について調べてみました。意外と知らないことの多い「十五夜」についての豆知識をご紹介します! ◇◇ 十五夜の由来 ◇◇ 2023年の十五夜は9月29日(金)となっています。 「十五夜」といえばきれいな満月のイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。 しかし、「十五夜」の日=満月の日、ではありません。また、「十五夜」という言葉から、15日の夜の月だと思っている方もいるかと思いますが、必ずしもそうではないです。 現在の新暦と旧暦では1ヶ月から2ヶ月のズレがあるため、「9月7日から10月8日の間の1日」が「十五夜」にあたります。 実は「十五夜」には別名があり、「中秋の名月」とも呼ばれています。この「中秋の名月」は「秋の真ん中に出る月」という意味。「秋の真ん中」と聞くと、何月頃を想像しますか? かつて日本で使われていた旧暦では、秋は7月から9月と決まっていました。「中秋の名月」という名称で呼ばれるようになったのは、旧暦が使われていた時代。 そのため、旧暦の8月は秋の真ん中であり、さらに8月の中間にあたる15日に出る月を「中秋の名月」と呼ぶようになりました。そのため、現在では「十五夜」という名称だけが残り、日にちは15日でなくても、十五夜と呼ばれているのです。 「十五夜」はいつから始まったかといいますと・・・ 「十五夜」にお月見をするようになったのは、平安時代のようです。860年頃に中国から伝わり、貴族の間で月を見ながら酒を酌み交わし、舟に乗って詩歌や管弦を楽しむという風流な催しだったそうです。 空に浮かぶ月ではなく、水面や盃に映った月を観賞していたそうです。 一般的に「十五夜」が広まったのは、江戸時代になってからです。庶民が楽しんだ「十五夜」は、収穫をする時期だったため、「十五夜」は月を眺めるというよりも、無事に収穫できたことへの喜びを分かち合い、感謝する日という意味合いが大きかったようです。 ◇◇ 十五夜に行われる風習 ◇◇ 「十五夜」は、お供え物をしてお月見をする日です。「農作物を収穫できたことへの感謝」と、月の満ち欠けから連想された、「命を繋いでくれた祖霊への感謝」や祈りを捧げます。...