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『日々是香日 VOL.30』お香で粋なおもてなしを
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 年末になりあわただしい毎日をお過ごしのことと思います。 頭では、「あれをやってこれをやって・・・」と計画はあるのになかなか思うように進まずイライラするなんてこともあるのではないのでしょうか。 そんな時には、お好きな香りを聞いて、一息ついて、また頑張ろうと思っていただけたら幸いです。 さて、年末年始にかけて来客が増えることが多いのではないでしょうか。 お客様をお迎えする時、何に気を使われていますか。 お食事、手土産、居心地の良い空間づくりなど様々だと思います。 心地の良い空間づくりの中に清掃、家具の配置換えなどなど 今回はお香で上品なおもてなしをしてみるのはいかがでしょうか? お香はお客様を迎え入れる香りとして 旅館や料亭の玄関先で焚かれていることがあります。 特に、白檀は懐かしさを感じる心安らぐ香りではないでしょうか? そこで今回はおもてなしにおすすめのお香をご紹介します。 燃焼時間の長い渦巻き型、香りが強く広がるコーン型など 使う場所や時間に合わせて形状をお選びください。 今日は冬至ですので、柚子の香りのお香を聞きながらこの後の忙しさにお備えください。 ・・・・・・・ 《香りとともに暮らす》 「日々是香日」 香りとともに素敵な毎日を…...
『日々是香日 VOL.30』お香で粋なおもてなしを
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 年末になりあわただしい毎日をお過ごしのことと思います。 頭では、「あれをやってこれをやって・・・」と計画はあるのになかなか思うように進まずイライラするなんてこともあるのではないのでしょうか。 そんな時には、お好きな香りを聞いて、一息ついて、また頑張ろうと思っていただけたら幸いです。 さて、年末年始にかけて来客が増えることが多いのではないでしょうか。 お客様をお迎えする時、何に気を使われていますか。 お食事、手土産、居心地の良い空間づくりなど様々だと思います。 心地の良い空間づくりの中に清掃、家具の配置換えなどなど 今回はお香で上品なおもてなしをしてみるのはいかがでしょうか? お香はお客様を迎え入れる香りとして 旅館や料亭の玄関先で焚かれていることがあります。 特に、白檀は懐かしさを感じる心安らぐ香りではないでしょうか? そこで今回はおもてなしにおすすめのお香をご紹介します。 燃焼時間の長い渦巻き型、香りが強く広がるコーン型など 使う場所や時間に合わせて形状をお選びください。 今日は冬至ですので、柚子の香りのお香を聞きながらこの後の忙しさにお備えください。 ・・・・・・・ 《香りとともに暮らす》 「日々是香日」 香りとともに素敵な毎日を…...
『日々是香日 VOL.29』柚子の香り
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 札幌では雪が降り11/23から始まった大通公園のイルミネーションを幻想的に盛り上げてくれました。木々の上にも雪が積もりホワイトツリーになりとてもキレイです。 クリスマスも近づき、ミュンヘンクリスマス市in Sapporoも盛り上がってきました。 キレイだなと浸っていたのもひと晩で、翌日の朝にはツルツル路面になり恐るおそる歩く為、景色を愉しめなくなってしまいました。しっかり積雪したらまた景色を愉しもうと思っています。 今回は先週12/1のInstagramでもご案内しました『柚子』の香りについてのお話です。 柚子の旬は、7月~8月と10月~12月の夏と冬に分かれます。「青玉」と呼ばれる柚子は、夏の初めに花を咲かせたあとすぐ収穫されるので、まだ青い実のままです。 秋から冬にかけて収穫される柚子は、黄色く熟しています。一般的にイメージされる色鮮やかな柚子は、10月以降に収穫されたものです。さわやかな甘さとフレッシュな香りが特徴であり、ジュースや柚子茶として飲むことはもちろん、お風呂に浮かべる柚子湯としても使われます。 私は柚子と聞くと食卓に上がる機会の多い湯豆腐や水炊きの薬味風味付け、冬至の時にはいるゆず湯を思い出すため、寒い時期を連想します。 柚子にはカリウムやビタミンC、クエン酸が豊富で、風邪予防や疲労回復、美肌効果があります。 風邪やインフルエンザの流行時期に食べると効果的ですよね。 ユズは大きく「本ユズ」「山根系」「多田錦」の3種類に分けられます。本ユズは、徳島県那珂郡木頭村で選抜された系統です。山根系は、 徳島県阿南市の山根氏によって選抜されたものです。多田錦は、種がないため、料理に使いやすく、棘が少ないことから人気があるそうです。 これから年末年始、忙しくなります。香りで癒されながら忙しさを乗り切りましょう! ・・・・・・・ 《香りとともに暮らす》 「日々是香日」 香りとともに素敵な毎日を… 自分の気持ちや環境に合わせて香りを愉しむことで、毎日の暮らしに彩りを。ここでは「今日のワタシのための香り選び」をテーマに商品をご紹介します ...
『日々是香日 VOL.29』柚子の香り
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 札幌では雪が降り11/23から始まった大通公園のイルミネーションを幻想的に盛り上げてくれました。木々の上にも雪が積もりホワイトツリーになりとてもキレイです。 クリスマスも近づき、ミュンヘンクリスマス市in Sapporoも盛り上がってきました。 キレイだなと浸っていたのもひと晩で、翌日の朝にはツルツル路面になり恐るおそる歩く為、景色を愉しめなくなってしまいました。しっかり積雪したらまた景色を愉しもうと思っています。 今回は先週12/1のInstagramでもご案内しました『柚子』の香りについてのお話です。 柚子の旬は、7月~8月と10月~12月の夏と冬に分かれます。「青玉」と呼ばれる柚子は、夏の初めに花を咲かせたあとすぐ収穫されるので、まだ青い実のままです。 秋から冬にかけて収穫される柚子は、黄色く熟しています。一般的にイメージされる色鮮やかな柚子は、10月以降に収穫されたものです。さわやかな甘さとフレッシュな香りが特徴であり、ジュースや柚子茶として飲むことはもちろん、お風呂に浮かべる柚子湯としても使われます。 私は柚子と聞くと食卓に上がる機会の多い湯豆腐や水炊きの薬味風味付け、冬至の時にはいるゆず湯を思い出すため、寒い時期を連想します。 柚子にはカリウムやビタミンC、クエン酸が豊富で、風邪予防や疲労回復、美肌効果があります。 風邪やインフルエンザの流行時期に食べると効果的ですよね。 ユズは大きく「本ユズ」「山根系」「多田錦」の3種類に分けられます。本ユズは、徳島県那珂郡木頭村で選抜された系統です。山根系は、 徳島県阿南市の山根氏によって選抜されたものです。多田錦は、種がないため、料理に使いやすく、棘が少ないことから人気があるそうです。 これから年末年始、忙しくなります。香りで癒されながら忙しさを乗り切りましょう! ・・・・・・・ 《香りとともに暮らす》 「日々是香日」 香りとともに素敵な毎日を… 自分の気持ちや環境に合わせて香りを愉しむことで、毎日の暮らしに彩りを。ここでは「今日のワタシのための香り選び」をテーマに商品をご紹介します ...
『日々是香日 VOL.28』香りについて ~フランクインセンス~
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 街の中も一気にクリスマスムード漂う飾りつけ、ディスプレイを見かけるようになりました。 Kuyuもホワイトツリーを飾り、店内の雰囲気をちょっとだけクリスマスっぽくしてみました。 暗くなり始めるとガラスに青白く反射しているライトもきれいなんですよ。 KuyuがOPENしてから、他店舗の装飾・ディスプレイが気になり、通勤中やプライベートな買い物中もキョロキョロし、他店舗のディスプレイの素敵な技を習得すべく歩きまわっている今日この頃です。 ご来店いただく皆様にも季節やイベントを感じながら、お香選びをしていただけるようディスプレイを変えてお待ちしております。 クリスマスにちなんだ、香りを1つピックアップしてお話したいと思います。 今回は乳香=フランキンセンス(フランクインセンス frankincense)の香りについてです。 乳香(にゅうこう)とはムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の樹木から分泌される樹脂の事です。 キリスト教徒ではない方も昨今ではイベントとして楽しむ日になっていますよね。 クリスマスといえばイエス・キリストの生誕祭。 ベツレヘムでイエス・キリストが生まれた時に東方の三博士がイエス・キリストに捧げた贈り物の中に乳香、没薬、黄金があったとされています。 その程度の関連なのですが、儀式の際に焚かれる香ということで注目しました!! 乳香は紀元前40世紀にはエジプトの墳墓から埋葬品として発掘され、このころにはすでに焚いて利用されていたのではと推測されています。神に捧げる神聖な香として古代エジプトで用いられ、古代のユダヤ人たちにも受け継がれていたようです。 また、西アジア及び地中海周辺地域の古代においての乳香は、虫除け、宗教儀式、炎症薬として用いられていたとの記録もあるようです。 また、お香の原料としては珍しくはないのですが、香水の香料としてや漢方薬として鎮痛、止血、筋肉の攣縮攣急の緩和といった効能もあるようです。 リラクゼーション効果がみられるなどいわれていますので、ゆったりとした時間をすごしたいときにぴったりですね。ぜひ一度焚いてみてはいかがでしょうか。 当店取扱いのあるフランクインセンス(乳香)の香り商品はこちら↓ H&E(ハーブ&アース) バンブーインセンス フランキンセンス 20本入 日本香堂 ¥880(税込) 百楽香(ひゃくらくこう) 乳香 スティック40本...
『日々是香日 VOL.28』香りについて ~フランクインセンス~
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 街の中も一気にクリスマスムード漂う飾りつけ、ディスプレイを見かけるようになりました。 Kuyuもホワイトツリーを飾り、店内の雰囲気をちょっとだけクリスマスっぽくしてみました。 暗くなり始めるとガラスに青白く反射しているライトもきれいなんですよ。 KuyuがOPENしてから、他店舗の装飾・ディスプレイが気になり、通勤中やプライベートな買い物中もキョロキョロし、他店舗のディスプレイの素敵な技を習得すべく歩きまわっている今日この頃です。 ご来店いただく皆様にも季節やイベントを感じながら、お香選びをしていただけるようディスプレイを変えてお待ちしております。 クリスマスにちなんだ、香りを1つピックアップしてお話したいと思います。 今回は乳香=フランキンセンス(フランクインセンス frankincense)の香りについてです。 乳香(にゅうこう)とはムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の樹木から分泌される樹脂の事です。 キリスト教徒ではない方も昨今ではイベントとして楽しむ日になっていますよね。 クリスマスといえばイエス・キリストの生誕祭。 ベツレヘムでイエス・キリストが生まれた時に東方の三博士がイエス・キリストに捧げた贈り物の中に乳香、没薬、黄金があったとされています。 その程度の関連なのですが、儀式の際に焚かれる香ということで注目しました!! 乳香は紀元前40世紀にはエジプトの墳墓から埋葬品として発掘され、このころにはすでに焚いて利用されていたのではと推測されています。神に捧げる神聖な香として古代エジプトで用いられ、古代のユダヤ人たちにも受け継がれていたようです。 また、西アジア及び地中海周辺地域の古代においての乳香は、虫除け、宗教儀式、炎症薬として用いられていたとの記録もあるようです。 また、お香の原料としては珍しくはないのですが、香水の香料としてや漢方薬として鎮痛、止血、筋肉の攣縮攣急の緩和といった効能もあるようです。 リラクゼーション効果がみられるなどいわれていますので、ゆったりとした時間をすごしたいときにぴったりですね。ぜひ一度焚いてみてはいかがでしょうか。 当店取扱いのあるフランクインセンス(乳香)の香り商品はこちら↓ H&E(ハーブ&アース) バンブーインセンス フランキンセンス 20本入 日本香堂 ¥880(税込) 百楽香(ひゃくらくこう) 乳香 スティック40本...
『日々是香日 VOL.27』お香ブランド紹介 ~鳩居堂~
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 現在[ kuyu ]では15ブランドを常時取扱い中。 各ブランドの特徴的な商品など随時ご紹介していきます。 今回ご紹介のブランドは・・・ ================================================== 【鳩居堂】 1663年(寛文3年)、京都寺町の本能寺門前に薬種商として創業した「鳩居堂」。 薫香・文房四宝・和紙製品の老舗専門店として『日本文化を守り育てる』ことを 理念に掲げ、日本の素晴らしい伝統産業の光る匠の技の伝承を心がけているそうです。 時代に即して改良を加え、お客様のニーズに応えて工夫をこらしながら、 オリジナル商品の開発に取り組み、お香や文房四宝・便箋・はがき・金封・和紙工芸品等々、和を基調とした品揃えは、見る人にも使う人にも心の安らぎを与え、ときとして日本人の心にも新鮮に映ります。 時代を超えて伝えてゆく価値のあるもの、本物の良さというものを追求していく企業です。 ================================================== 当店の取り扱い商品の一例です☟☟☟ 1.KYUKYODO INCENSE 金鳩 ¥2,200(税込) 最高品質の沈香に、麝香や白檀などを贅沢に配合。重厚で奥深い香りです。 2....
『日々是香日 VOL.27』お香ブランド紹介 ~鳩居堂~
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 現在[ kuyu ]では15ブランドを常時取扱い中。 各ブランドの特徴的な商品など随時ご紹介していきます。 今回ご紹介のブランドは・・・ ================================================== 【鳩居堂】 1663年(寛文3年)、京都寺町の本能寺門前に薬種商として創業した「鳩居堂」。 薫香・文房四宝・和紙製品の老舗専門店として『日本文化を守り育てる』ことを 理念に掲げ、日本の素晴らしい伝統産業の光る匠の技の伝承を心がけているそうです。 時代に即して改良を加え、お客様のニーズに応えて工夫をこらしながら、 オリジナル商品の開発に取り組み、お香や文房四宝・便箋・はがき・金封・和紙工芸品等々、和を基調とした品揃えは、見る人にも使う人にも心の安らぎを与え、ときとして日本人の心にも新鮮に映ります。 時代を超えて伝えてゆく価値のあるもの、本物の良さというものを追求していく企業です。 ================================================== 当店の取り扱い商品の一例です☟☟☟ 1.KYUKYODO INCENSE 金鳩 ¥2,200(税込) 最高品質の沈香に、麝香や白檀などを贅沢に配合。重厚で奥深い香りです。 2....
『日々是香日 VOL.26』 ~沈香~
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 お香に使われる主な原料をご紹介します。 お香やお線香の香りのもとになる原料のことを「香料」といい、「香料」には様々な種類があります。「香料」は化学的に合成されるものなどもありますが、伝統的な香りのお香やお線香には天然香料が使われていることが多い様です。 深く知ると、香り選びがもっと楽しくなるはずです。 第1弾は【白檀】でしたが、今回ご紹介するのは・・・ **************** 【沈香 agarwood】 ジンチョウゲ科の樹高の高い常緑樹の樹皮が菌に感染したり傷がつくと、それを治すために植物自身が樹液を出します。この樹液が固まって樹脂となり、長い時間をかけ胞子やバクテリアの働きによって樹脂の成分が変質し、特有の香りを放つようになったものを沈香(じんこう)といいます。※沈香という名前は「沈水香木」、つまり普通の木よりも比重が重いため「水に沈む」ことに由来しています。 沈香のもとになる木は、大人の木になるまでに約20年かかり、沈香ができるまでに50年、高品質の沈香になるには100~150年かかると言われています。沈香ができるメカニズムには現在でも謎が多く、また偶然性に左右される面が大きいことから、人工的に生成することは極めて難しく、とても貴重なものとして扱われています。現在では沈香の乱獲を防ぐため、ワシントン条約の「附属書Ⅱ」(必ずしも絶滅のおそれはないが取引を厳重に規制しなければ絶滅のおそれのある種となりうるもの)に指定されています。 沈香は産地によって「シャム沈香」、「タニ沈香」と分類されることもあります。シャム沈香は、インドシナ半島(タイ、カンボジア、ベトナムなど)で産出される沈香で香りの甘みが特徴、タニ沈香はインドネシアの島々で産出される沈香のことで香りの苦みが特徴です。 **************** 梅薫堂 ホームページ「香木・香料のはなし -沈香-」より抜粋 沈香を六種類に分類した「六国」というものもあります。 六国とは、伽羅(きゃら)・羅国(らこく)・真那賀(まなか)・真南蛮(まなばん)・寸聞陀羅(すもんだら)・佐曾羅(さそら)と、香木の出港地を元に考えられた分類だそうですが、本来の産地名ではないので、六国の概念が固まって以降は、香りの性質のよって六国に分類されています。 ...
『日々是香日 VOL.26』 ~沈香~
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 お香に使われる主な原料をご紹介します。 お香やお線香の香りのもとになる原料のことを「香料」といい、「香料」には様々な種類があります。「香料」は化学的に合成されるものなどもありますが、伝統的な香りのお香やお線香には天然香料が使われていることが多い様です。 深く知ると、香り選びがもっと楽しくなるはずです。 第1弾は【白檀】でしたが、今回ご紹介するのは・・・ **************** 【沈香 agarwood】 ジンチョウゲ科の樹高の高い常緑樹の樹皮が菌に感染したり傷がつくと、それを治すために植物自身が樹液を出します。この樹液が固まって樹脂となり、長い時間をかけ胞子やバクテリアの働きによって樹脂の成分が変質し、特有の香りを放つようになったものを沈香(じんこう)といいます。※沈香という名前は「沈水香木」、つまり普通の木よりも比重が重いため「水に沈む」ことに由来しています。 沈香のもとになる木は、大人の木になるまでに約20年かかり、沈香ができるまでに50年、高品質の沈香になるには100~150年かかると言われています。沈香ができるメカニズムには現在でも謎が多く、また偶然性に左右される面が大きいことから、人工的に生成することは極めて難しく、とても貴重なものとして扱われています。現在では沈香の乱獲を防ぐため、ワシントン条約の「附属書Ⅱ」(必ずしも絶滅のおそれはないが取引を厳重に規制しなければ絶滅のおそれのある種となりうるもの)に指定されています。 沈香は産地によって「シャム沈香」、「タニ沈香」と分類されることもあります。シャム沈香は、インドシナ半島(タイ、カンボジア、ベトナムなど)で産出される沈香で香りの甘みが特徴、タニ沈香はインドネシアの島々で産出される沈香のことで香りの苦みが特徴です。 **************** 梅薫堂 ホームページ「香木・香料のはなし -沈香-」より抜粋 沈香を六種類に分類した「六国」というものもあります。 六国とは、伽羅(きゃら)・羅国(らこく)・真那賀(まなか)・真南蛮(まなばん)・寸聞陀羅(すもんだら)・佐曾羅(さそら)と、香木の出港地を元に考えられた分類だそうですが、本来の産地名ではないので、六国の概念が固まって以降は、香りの性質のよって六国に分類されています。 ...
『日々是香日 VOL.25』『立冬』と『冬至』の違いは?
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 「立冬」という言葉。この言葉を聞いたことはありますか? 「耳にしたことはあるけど、深い意味は知らない」。または、「意味は分かるけど、成り立ちや何をしたらいいのかまでは分からない」という人もいるかもしれませんね。いつからいつまでが「立冬」で、その期間にはどのように過ごすのかまでをご紹介します。 「立冬」は、11月7日か8日~11月22日か23日までの約15日間です。始まる日や終わる日は年ごとに変わります。今年2023年の「立冬」は、11月8日(水)~11月21日(火)です。 『冬至』については意識して過ごしてきましたが、『立冬』については朝の情報番組で言われてなんとなく、「あぁ、冬が始まるのか」と思う程度でした。 調べていくと、やはり特に何をしましょうね。とか、○○を食べてといった風習はないようです。 「立冬」は、冬の始まりを意味しますが、11月7日頃と言えば、まだ秋という感じですよね。ただ、「立冬」の意味は、この日から冬らしく気温が下がるというもの。そのため、「立冬」が始まると朝夕が冷え込み、肌寒く感じます。「立冬」の期間を過ぎると、初霜が降りて冬らしくなります。 「夏至」とは反対に、夜が最も長く、昼が短い日になるのが、「冬至」です。この日を境に日照時間が長くなるのですが、気温は低く、雪が降ることもあります。また、「冬至」の日には、かぼちゃや小豆粥を食べる・ゆず湯につかる等の風習があります。地方によっては、かぼちゃの別名「南京(なんきん)」のように、「ん」のつく食べ物を7種類食べると幸せになると言われています。 このように、まだ秋であり、徐々に気温が下がって冬らしくなり始めるのが、「立冬」。 特定の風習があり、夏至とは反対に、最も日照時間が短い日が「冬至」ということになります。 暗くなるのも早くなり、おうち時間が長くなります。 お気に入りの香りに包まれて、おうち時間をおくつろぎください。 ・・・・・・・ 《香りとともに暮らす》 「日々是香日」 香りとともに素敵な毎日を… 自分の気持ちや環境に合わせて香りを愉しむことで、毎日の暮らしに彩りを。ここでは「今日のワタシのための香り選び」をテーマに商品をご紹介します ...
『日々是香日 VOL.25』『立冬』と『冬至』の違いは?
こんにちは、お香のセレクトショップ「kuyu(クユ)」のスタッフM.Iです。 「立冬」という言葉。この言葉を聞いたことはありますか? 「耳にしたことはあるけど、深い意味は知らない」。または、「意味は分かるけど、成り立ちや何をしたらいいのかまでは分からない」という人もいるかもしれませんね。いつからいつまでが「立冬」で、その期間にはどのように過ごすのかまでをご紹介します。 「立冬」は、11月7日か8日~11月22日か23日までの約15日間です。始まる日や終わる日は年ごとに変わります。今年2023年の「立冬」は、11月8日(水)~11月21日(火)です。 『冬至』については意識して過ごしてきましたが、『立冬』については朝の情報番組で言われてなんとなく、「あぁ、冬が始まるのか」と思う程度でした。 調べていくと、やはり特に何をしましょうね。とか、○○を食べてといった風習はないようです。 「立冬」は、冬の始まりを意味しますが、11月7日頃と言えば、まだ秋という感じですよね。ただ、「立冬」の意味は、この日から冬らしく気温が下がるというもの。そのため、「立冬」が始まると朝夕が冷え込み、肌寒く感じます。「立冬」の期間を過ぎると、初霜が降りて冬らしくなります。 「夏至」とは反対に、夜が最も長く、昼が短い日になるのが、「冬至」です。この日を境に日照時間が長くなるのですが、気温は低く、雪が降ることもあります。また、「冬至」の日には、かぼちゃや小豆粥を食べる・ゆず湯につかる等の風習があります。地方によっては、かぼちゃの別名「南京(なんきん)」のように、「ん」のつく食べ物を7種類食べると幸せになると言われています。 このように、まだ秋であり、徐々に気温が下がって冬らしくなり始めるのが、「立冬」。 特定の風習があり、夏至とは反対に、最も日照時間が短い日が「冬至」ということになります。 暗くなるのも早くなり、おうち時間が長くなります。 お気に入りの香りに包まれて、おうち時間をおくつろぎください。 ・・・・・・・ 《香りとともに暮らす》 「日々是香日」 香りとともに素敵な毎日を… 自分の気持ちや環境に合わせて香りを愉しむことで、毎日の暮らしに彩りを。ここでは「今日のワタシのための香り選び」をテーマに商品をご紹介します ...